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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのogoのレビュー・感想・評価

4.0
サム・ライミ監督。

トビー・マグワイア版『スパイダーマン』から幾数年、NWHのワクドキの熱が残る中、今作もかなり期待して鑑賞。IMAXが3D版しか無かったので、久しぶりに3Dで。

結果、いやー良かったんじゃないでしょうか!

予告から勝手に想像していた「マルチバース!」感は若干薄めで、物理的な世界の隔たりと言うよりは、心象的な隔たりや蟠りに焦点を置いたプロットにはとても好感。今まで何処か超然としていたストレンジの人間味と危うさがきちんと描かれ、更に愛すべきキャラクターになった。

映像面でも、サム・ライミらしいホラーテイストと、スカーレット・ウィッチをメインヴィランに据えた魔術的アクションとが、とても上手くリンクしていたし、何より終盤のストレンジの覚醒スタイルのカッコ良さには痺れるモノが。。消去法的に3Dで観たけれど、これは3Dで良かった!序盤から終盤まで最高でした。

久々に観れたレイチェル・マクアダムスに、ヘイリー・アトウェル、果てはあの方まで、眼福具合も凄い。

しかし、『ワンダヴィジョン』『What If...?』辺りは当然ながら『Xメン』も抑えとかないと、何や理解できない展開や登場人物が多発しそうなのは、昨今のMCUの気になるところ。これ以上、敷居を上げてしまって良いのだろうか…。
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