おたしん

黒い司法 0%からの奇跡のおたしんのレビュー・感想・評価

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
3.7
何度見ても理不尽な法廷は腹が立つ。
差別主義者がいなくなることはないだろうから誰をどう思おうが自由だけど強い立場にある人間たちが権力を行使して陥れるのが本当に許せない。
タイマンで殴り合いの喧嘩でもしてくれ。
無罪と分かっていて力技で有罪に仕立て上げている自分たちに罪悪感とか抱かないんですか。
正義というワードを使って欲しくないね。

それに対してブライアンの正義感には感銘を受けた。
誠実で真面目で助けたいという思いに溢れていた。
寝る間も惜しんだり説得のために個人的に動いたり信頼できる弁護士だった。
彼のような人が増えるといいなあ。

ラストは感動しました。
ウォルターと家族の涙。
でもスッキリした気持ちはすぐに消えました。
そもそもこの涙も安堵も必要なかったもの。
檻の中にいた時間と家族たちの不安は戻りません。
冤罪とか誤審というよりか意図的に仕組まれているのが悪。
金も権力もあるんだからちゃんと仕事して下さい。

最後に流れたレイの映像。
泣いた。
30年って何。
今更冤罪でしたなんて許せない。
謝るのも釈放も遅すぎる。
間違えることは誰しもあるけど知らないフリをしていた奴は死ぬまで責任感じ続けて苦しんでくれ。

とりあえずマイケルBジョーダンめちゃくちゃカッコよかった。
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