ともぞう

黒い司法 0%からの奇跡のともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

決して派手ではないが、大変な秀作。
たくさんのボールを心に投げ込まれた。
1度目の再審請求が棄却された時は大きく落胆したが、2度目の再審請求で無罪になった時は鳥肌が立つほど感動した。
①冤罪について
今でも無実なのに死刑になっている人が、世界中でたくさんいるんだろうなと思う。すべての人に正義が届くことを願いたい。
②差別について
人間の奥底に潜む差別心の根深さ。黒人は無実で死刑になっても仕方ないと考える白人の考えには寒気がする。でも、白人の中にも良心に従おうとする人がいたことは救いだった。
③エンドロール
実在の登場人物のその後を紹介していたが、一人一人に深く考えさせられた。唯一、再審請求で無実を認めた検事のその後はぜひとも知りたかった。

〈あらすじ〉
黒人に対する差別が横行している1980年代のアラバマ州。黒人の被告人ウォルター(ジェイミー・フォックス)は、身に覚えのない罪で死刑を宣告されてしまう。新人弁護士のブライアン(マイケル・B・ジョーダン)は、彼の無実を証明するために奔走するが、陪審員は白人で、証言は仕組まれ、証人や弁護士たちは脅迫されていた。
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