たかだか30年前の話ということが恐ろしい。悲惨な状況から、未だ道半ばとはいえ、ここまで諦めることなく闘ってきた弁護人たちに敬服するばかり。自分はここまで闘えるか。。
最近の日本では、刑事司法のけの字も知らない一般の人々が無闇やたらに弁護人を非難する光景をしばしば目にする。
多くの人は弁護人の立場にも被疑者・被告人の立場にもなったことがないだろうから、実務感覚と多少ずれた発言があるのはやむを得ないし、専門家はそこから学ぶべきこともあるだろうけど、テレビの司会者やコメンテーター(学者・ヤメ検含む!)まで憲法や刑事訴訟の原則をおよそ無視した放言を撒き散らすのはやめて頂きたい。
幾多の犠牲・冤罪と多くの弁護人の努力のもとに勝ち取り積み上げてきたものであっても、一気に崩壊しかねない雰囲気が今の日本にはある。
