今は亡きチャドウィック・ボーズマンの勇姿が拝める貴重作。ストーリーとしては珍しいこともなく予想も容易いのだが、無駄を削ぎコンパクトに纏め上げている無骨さはいい。決して正当な理由にはなり得ないが現実的な社会問題が盛り込まれていたり、犯人側2人の描かれなかった以上のことがとても気になってしまうのも上手いと言うべきか。さすがルッソ兄弟とブライアン・カークが噛んでるだけある。それだけにもっと掘り下げて長尺にしても良かったんじゃないかなと思ったり。
しかし何よりもチャドさんが演じるとキャラクターがとても魅力的に見えるのが素晴らしい。彼からの贈り物のように思う。