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火口のふたりのgomimushiのレビュー・感想・評価

火口のふたり(2019年製作の映画)
3.7
まるで性行為を覚えたての中学3年生を連想させるかのような、2時間ある中1時間半は性交だけしているような超絶変態作品。
同じような内容で、漫画の「うみべのおんなのこ」を思い出した。

結婚をしたとしても、人間も動物である以上”あの時の身体を忘れることができない”というのは間違いなくあるのだろう。本作にはそのメッセージ性を強く感じた。

◆良かった点

登場人物がたったの二人しかいないということ。
ミニマルな設計となっており、理解や覚えが悪い自分からすればごちゃごちゃしなくて都合が良い。

二人は完全なる浮気だしダメ人間であるに変わりはしないが、それでも一切不快感を感じさせないし、むしろ「そうだよな〜」と感情移入をしてしまうのは二人の役者としての魅力が詰まっているからなのだろうと思う。

ピンク映画でもなく、ポルノ映画でもない大人あるあるの映画。

濡れ場シーンはあくまでも映画の全体の骨組みであり、そこに肉付けされていった部分を見るととても楽しめる映画作品となっていた。

家族や友人と一緒に見ることは決しておすすめのできない映画なので十分に注意して視聴することをおすすめする。
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