「あんのこと」が素晴らしかったので未見の入江悠監督作を観ようと思ったのと、KADOKAWAサイバー攻撃があり題材がタイムリーだったのとで鑑賞。
システムの暴走を止める、抑える。まず突破されることとを防ぐのが何より大事なわけだが、一生制御できているなんてことは現実的ではないわけで、警鐘やシミュレーションのために映画は存在するなんて映画の意義も考えたり。
シンゴジラの影響をもろに受けたキャラ配置。
AI「のぞみ」≒失った母親（妻）みたいな位置付けももろエヴァだし。
2030年っぽくさせる機器類のデザインは頑張ってる。
なんかみんな付けてるイヤホンとか、すごい湾曲のディスプレイとか、フロントガラスのデジタル化とか。
宇多丸さんも入江悠監督作についてよく言ってることだが、周りが主人公を待つ描写がしばしば見受けられて、それが緊迫感を弱めているし明らかな欠点になっている。捕まえたいならはよとっ捕まえろ。
良い点も悪い点もあるが、楽しめました。
