my映画館2020#11> 近未来設定は得意分野ではないのですが、AI関連や主人公が疑惑を晴らす展開はそれなりに鑑賞してるので、そんな中では王道ながらも明解に楽しめる大作だったかと。
ただし、この手の作品が分かりやすいとなると、やはり良くも悪くもってことになる訳で・・・特に黒幕の正体はまんまで、そこまでこだわっていたモノをあっさり放棄し、最後に簡単に独白には苦笑。
まぁ、逃走劇に関してもご都合主義は否めなかったが・・・いろいろと伏線をしっかり張っていて、思ってたより見応えはあったのは事実。
後はあの新聞記者の存在をもっと使って、韓国映画並みにエグくして欲しかったが、邦画にそれを求めたら駄目なのかなぁ・・・にしても、ここでも格差社会をまざまざも見せ付けられ、最近の映画界のトレンドですね。
なお、俳優陣では、まずは大沢たかお・・・月並みながら、大変大変お疲れ様でした。
賀来賢人もいい仕事をしてたし、岩田剛典はこういう役もハマる。
三浦友和がいい味を出しまくり、広瀬アリスはもっと見たかったけど。
さらには、マギーや玉城ティナに毎熊克哉らのサポートにニンマリ。
そんな訳で、AIは人間を幸せにできるのか?の問いには、なかなか深みがありましたね・・・個人的には結論は出しましたけど。