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シークレット・ヴォイスのharuのレビュー・感想・評価

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)
4.0
オリジナル超えのコピー。

リラは10年前に引退したちょー有名歌手。財産も減ってきたし、そろそろ復帰しようとしたら、事故でまさかの記憶喪失に。歌えなくなったリラに焦った彼女のマネージャーのブランカは、YouTubeでリラのそっくりさんヴィオレッタを発見。そしてヴィオレッタに、リラにリラのモノマネを伝授するよう依頼する。

「マジカルガール」監督の2作目です。見なくてもわかる。ハッピーエンドではないことが。
記憶喪失な上にやる気もないリラと、歌もダンスもリラを完全コピーしているヴィオレッタ。コレだったらヴィオレッタをリラの影武者にした方が話が早いはずなのに、ブランカはリラにリラのモノマネをさせようとする。すごい発想!しかしリラが歌えなくなったのは、事故が原因ではなかった。ラストに秘密のレッスンを通じて仲良くなったヴィオレッタに、リラは自身の秘密を明かす。
さすが元売れっ子アーティストっぽく、リラはすっぴんでも芸能人感アリアリ。一方そっくりさんのヴィオレッタは、実力はホンモノでありながら、見た目は普通のオバサン。やっぱりオーラって大事らしい。しかもヴィオレッタには、23歳無職の暴力娘マルタ(口癖は「言うこと聞かないと死ぬ!」)がいて、彼女のおかげでだいぶお顔がお疲れモード。最初はマルタのメンヘラっぷりにウンザリしてたが、ラストには猛烈に同情。コレしょーがないやつです。マジカルガールっぽい感じです。
リラは結局才能に溢れまくってると思う。
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