コマミー

野性の呼び声のコマミーのレビュー・感想・評価

野性の呼び声(2020年製作の映画)
3.6
【居場所が呼んでいる】

いつ観ても"動物が出てくる映画"は良いものだ。実写・アニメーション問わず、我々を"勇気づけてくれる"。
この御時世でも、「僕のワンダフル・ライフ」や本作のような映画が作られるのは、とても素晴らしい事なのだ。

"ハリソン・フォード"と冒険というのは、そんなに珍しくない組合せではないのでそんなには驚かなかったのだが、今回はあえて犬である"バック"が主人公なので、"犬に着目すべき"作品であることを伝えている。
ところで、私が一番気になった所がある。それは名犬バックについてだ。妙に"滑らかな表情・行動"…、とても違和感をおぼえた。
どうやら、"CG加工"の犬らしく、中身は人が演じている。クリエイターもあの実写版「ライオンキング」を手掛けたクリエイターが参加している事もあり、違和感を感じながらも、次第に見やすくなる作品になっていた。

映画が6本、日本でのTVアニメーション化の1本を合わせて、合計"7本"も映像化されたこの"ジャック・ロンドン"著の「野性の呼び声」。名犬バックが数多の"出会い"を通して、自分の"居場所"を見つける旅を描いた作品。
今回のこの7本目の映像化は、最新技術の映像によって、今までよりも全く"世界観"が違う映像化になったに違いない。

何とも幸せな旅でありました。
コマミー

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