patina

クーリエ:最高機密の運び屋のpatinaのレビュー・感想・評価

4.5
キューバ危機の際にセールスマンであるにも関わらず、機密情報の運び屋として活躍した男性の実話に基づいた物語。
スパイものとしての緊張感あるストーリーと、ソ連の大佐との友情の2本を軸として、良く纏まっており非常に面白かったです。

窮地に追い込まれたカンバーバッチは演技力を遺憾なく発揮しており、友情を根底にした強い信念が伝わるシーンがとても良かった。
あの一言で、あの人はきっと救われたんだろうな。

脇を固める役者陣の演技も素晴らしくて、あっという間の2時間でした。
最初は普通の中年セールスマンとして登場するので、ちょっと愉快なおじさんの雰囲気から、命がけでモスクワへと向かうシリアスな空気まで様々なカンバーバッチが堪能できます。
たくさんの人に、ぜひ見て欲しい作品です。
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