Sohey

クーリエ:最高機密の運び屋のSoheyのレビュー・感想・評価

3.6
キューバ危機の最中で核戦争回避に奔走したセールスマンの実録ドラマ。英国とロシア、スパイとして互いの国に潜入し、危険を乗り越え絆を深めるグレヴィルとアレックス。国や諜報組織に翻弄される2人の姿は『工作 黒金星と呼ばれた男』とも重なる。

ベネディクト・カンバーバッチ(グレヴィル役)の演技力の高さを改めて感じた1本。ジョークが冴え渡るビジネスマン、焦燥に駆られるスパイ、家族を思う優しき父親とグレヴィルの色んな側面を巧みに演じ、本当にハマリ役。物語後半の形相はピート・ポスルスウェイトと見間違えてびっくり。

そしてレイチェル・ブロズナハンの映えっぷりが凄い。『ハウス・オブ・カード』で好きになったけど、映画で見たのは個人的に初めて。カンバーバッチと並んでも存在感抜群だった。
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