オレグ(アレックス)が少しモリアーティに見えてくるw
よく映画館でこそ観る映画として、体験型のアバターとかレディプレーヤー1みたいな作品があげられるが、こういったちょっと地味目な作品こそ映画館で観るべきなのかもしれない。
派手な作品はぶっちゃけ家で観ても集中力は持つので、my小さいテレビでも無問題。
クーリエを劇場で観ようと思ったのはどうしても裏切りのサーカスが最後まで観れず寝てしまって、なんか寝取られましたねとゲイカップルが別れたところしか覚えてないトラウマで、大画面ブーストをかけようと思った次第である。
こういう画面が暗くなりがち、背景の人間が実はこっち見てるという作品のほうが劇場でおすすめだと思う。
基本的にカンバは賢い人間役が多いので今回も商人ぽくへつらう表情は見せるものの、最初のリクルートの段階で相手が単語を出さずとも、スパイの仕事と理解する有能さを見せる。
最初のソビエト行きはわりかしすんなり行くのも配役の妙で多くを語らずとも感はあるのかもしれない。
いっときのニコール・キッドマンみたいなCIAはなかなか綺麗で他の作品も観てみたくなった。奥さん役も昔のアメリカのオカン感が素晴らしい。
収容されてからの減量やドラマが語られがちだが(てか面会できるのねw)個人的にはふがふが甘噛みしあう前半あたりのがスパイものの醍醐味であるとも思う。
盗聴防止のためラジオをかけ抱き合うように耳元で囁く2人はまるで恋人のようだ。カンバは世界平和という大義という偽善的な側面はあまり見せず家族のため、オレグのためという気持ちが強いのが良い。
奥さんから核撤去をしる、それをウィンがオレグに伝える。流石にKGBガバガバすぎない?