Tom

クーリエ:最高機密の運び屋のTomのレビュー・感想・評価

3.9
 米ソ冷戦下、クレムリンの機密情報を盗み続けるソ連高官。その情報の運び屋にMI6とCIAが指名したのは、スパイ活動など門外漢のイギリス人セールスマン。迫るキューバへの核配備ーーって、これ、実話?!ほんと、すごい話。
 スリリングな展開が、「裏切りのサーカス」のように抑制的に描かれ、好きなトーン。当時のソ連を外国人が、特に西側の人間が訪問する緊張感もヒリヒリ伝わった。KGB、こぇー。
 カンバーバッチが、この映画のために体重を10キロ落としたそうで、クリスチャン・ベイルもそうだけど、俳優ってすごい。
Tom

Tom