“本当に欲のない行いは、人の心を動かす。”
サンタクロースの誕生を描く、ここ最近のアニメで一番良かった。やらされ郵便配達人ジャスパー(声:ジェイソン・シュワルツマン)とおもちゃ職人クロース(声:JK・シモンズ)の奇妙な友情は、寒く凍った街に優しさという温かさをもたらす。
実際のノルウェーの街をモデルに、手書きの絵に明度と質感をCGで付けて3Dに見えるようにした世界初のアニメーションで、このなんとも言えない質感が心地よいし、どこか“ナイトメア・ビフォア・クリスマス”を思い出させるようなちょいダークな世界観と子供達のデザインが可愛すぎてずっと観ていられる。言葉が通じない子の声を努めたのは本当に英語が話せないノルウェー人の女の子なんだって。
そして、当たり前なんだけどストーリーが間違いない良さ。ジャスパーは元よりそれぞれのキャラに魅力があって自分も人に優しくしようと思える映画でした。アカデミー賞是非とって欲しい(明日)!