マツモトタクシー

王国(あるいはその家について)のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

4.0
昨日が出町座での上映が最終日ということで急遽観賞🎬
1ヶ月間、映画館行ってなかったのに3日連続観賞😅
情緒が不安定なのか。。😁笑

今日は組合に行く用事があるので休みかな😁
四日連続になるだろうなぁ。。🤣🤣🎬



20:20 2F 48席 E3 👨7👩6



草野なつか監督作品


出版社の仕事を休職中の亜希は一人暮らしをしている東京から1時間半の距離にある実家へ数日間帰省をすることにした
それは小学校から大学までを一緒に過ごしてきた幼なじみの野土香の新居へ行くためでもあった

野土香は大学の先輩だった直人と結婚して子供を出産し実家近くに建てた新居に住んでいた
その家は温度と湿度が心地よく適正に保たれていて透明の膜が張られているようだった
まるで世間から隔離されているようだと亜希は思った

最初は人見知りをしていた野土香の娘、穂乃香は亜希が遊びの相手をしているうちに彼女に懐いた
一方、野土香からはとても疲れているような印象を受けた。。

数日後、亜希は東京の自宅にいた
彼女は机に座り手紙を書いていた
夢中でペンを走らせ、やがて書き終えると声に出して読み始める

「あの台風の日、あの子を川に落としたのは私です」

そして今、亜希は警察の取調室にいる。。








以下ネタバレ


幼稚園のママ友で相手の同級生の子供を殺害した事件
そこからインスパイアされたのかなと感じた😮

普通に撮影をしていくのではなく撮影前のリハーサルの本読みの打合せ、それを永遠繰り返す
同じ台詞を繰返しその本読み自体を撮影🔁
かなり実験的な試みかなと思う

繰返す内に同じ台詞でも意味が変わってきたり。。
役者さんがだんだんと役に入り込んでいったり。。

ドキュメンタリーの要素も含む新たな試みであり挑戦であり今までの表現への挑発的な撮り方ともとれる

表面は幸せを装っているけど内側にはマグマのようなドロドロとした不快感や不穏を内包していてホラーに近い嫌な感じ😅

最終日に見に行って良かった意欲作品☺️