よしおよしお

ブラック・ミラー: バンダースナッチのよしおよしおのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ゲームブックとアドベンチャーゲームで黎明期を生きて来た私にとって、このストーリー、そして映画並みのクオリティで選択型アドベンチャーゲームができるのは感極まるものがある。

ただ一点、すべてが鬱エンドっていうところが残念。
トゥルーエンドだけは、分かりやすいハッピーエンドにして欲しかった。そうであれば100点満点だった。

この中で一番好きなのは『母親と一緒に列車に乗る』エンド。音楽もいいし、子役の表情もいいし、目を閉じて真っ暗になって終わりという(そのあとは視聴者に想像してもらう)所もよかった。ハッピーエンドではないけれど、唯一トラウマから解放されたエンドじゃないかな?泣ける。

(追記)改めて考えると、ここまで鬱エンドだらけの作品にしたのは相当強い「作り手側の想い」がなければできなかったのではないかということ。巨額の製作費を投じ、挑戦的な作品で、ベタな展開にしなかったのはすごいことなのかもしれない。