kazマックスグローバーレッド

ラン・ローラ・ランのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)
3.8
再鑑賞。麻薬取引の受け取り金をホームレスに盗まれたマニはボスに消される前に金を工面しようとスーパーで強盗することに。それを止めようと恋人のローラがアニメーションを差し込みながら走る、走る、走る。

この映画以降から似たようなタイムループ映画が増えてきたようにも思える。実際に同時期のTVシリーズ『X-ファイル』でも『ランローラ…』の後に早速同じような設定のエピソードも放送してました。

誰にでも「もしあの時こうしていたらもっと違う人生になっていた」ってことがあるのではないでしょうか。
1999年の公開以前、映画でのタイムループ物は少なく 思い出すのは『恋はデジャブ』ぐらい。かといって『ランローララン』はタイムループの原因や理由 説明が特にある訳でもなく、別の運命・パラレルワールドの分岐点・行動のタイミングが少しズレただけで幸にも不幸にもなりうる人生の道しるべとも取れる映画。脇役だって通行人だってローラとすれ違うタイミングで人生が変わってくる様をポラロイド写真モンタージュで描いたり、実は奥が深い作品で好きな映画。


公開当時には自分が住んでいた地方のミニシアターで「髪を赤く染めている女性は料金半額」ってキャンペーンをやってました。そしてトレーニング中のランニングマシーンでサントラを聴くってのは当時のあるある… いや、自分だけだったのかな??