伊達巻

ラン・ローラ・ランの伊達巻のレビュー・感想・評価

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)
5.0
I wish I was a stranger
Who wanders down the sky
I wish I was a starship
In silence flying by
I wish I was a princess
With armies at her hand
I wish I was a ruler
Who’d make them understand
サントラがもう5兆点なんだけどこれのオリジナル監督自ら作ったんだと…やばすぎ。すでに走り出す前から最高の予感。疾走する、泣きたくなる混沌の森を駆け抜けて、騒がしく変化する景色を横目に追い越してひたすら疾走する、ここが現実という地獄、とんでもない焦燥感と絶望感とそれに比例して溢れ出るアドレナリン、一切の後戻りが許されない状況で無理矢理思い出される愛の記憶の儚さと確かさよ、なんらゼロと変わらない無意味な世界でイチを取り戻すための永遠の旅路、繰り返される選択の人生、めちゃくちゃ壮大なことを超クールに、そして超高速でやっている、2回目の疾走でちょっとダレたかと思ったら劇的な3回目ですべての伏線を回収してくる、クソおもろい、いやまじでこんなおもろかったなんて…オールドイツ語だから全然セリフとか分からないんだけど(喋んの速すぎ)ぜんぜん話ついてける、分からんことが全くもって苦にならんくらいキレッキレでずっと最高。またすぐに観る。オールタイムベスト。こういう若さの映画をずっと好きでいたい。
伊達巻

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