伊達巻さんの映画レビュー・感想・評価

伊達巻

伊達巻

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

4.6

どうせおもんないウディやろって思ってたのにめちゃくちゃおもろいウディだった!!ちょうどよく笑えるし画は素敵だし落ち着いて安定感のある台詞の数々には心揺さぶられる、訳のわからん演出も楽しい(公園で事が始>>続きを読む

ジョーンについて(2022年製作の映画)

3.6

開始数秒で察した通りのコテコテの演出にはだいぶ気疲れしちゃったけど(タコが出てきて良かった試しがない)別れという行為について真摯に考えてそれなりの結論を導き出した終盤にはけっこう感動した。ラースアイデ>>続きを読む

シャルロットとジュール(1958年製作の映画)

5.0

最高!(笑)たったの13分がえらく長く感じるがラストでどうでもよくなる完璧な短編!ベルモンドいいなぁこういう役ほんと似合うなぁ、向かいの壁に写真貼ったりすると鏡見た時にいい感じになるのいまさらなるほど>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.2

3回観たけど圧倒的なインパクトを残したハイライトは2回目観終わって振り返ったら一番会いたくない人(つまり個人的にこの映画と重なるものがあったというかほぼまんまである)がすぐ後ろにおったことです。笑うし>>続きを読む

ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)

3.9

悲しい映画だ…キラキラしてた思い出すらも忘れてしまうくらい苦しかった。画面の端から端まで全部めちゃめちゃ凄いけど5時間前後はもう映画館で観ないと決めたさすがにアタマとオナカがもたない…最後のスピーチ校>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.7

覗き窓から見えた「歯磨き粉ついてないよ」「すんません」みたいなとこが一番好きだった(笑)情けなくて面白い。あと花食うとこはぞわぞわした、すんごい気持ちがわかる気がした。ああいう時の花は美味い
あと自分
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

5.0

5年前に映画館で観た以来!ほんとめちゃくちゃおもろい、どのシーンとっても素晴らしい。笑いの中にも深い悲しみがある。マクドナーが劇作家から始まってるってのを最近知ってだいぶ納得した、脚本や台詞回しにおけ>>続きを読む

楢山節考(1958年製作の映画)

3.8

随所で鳴り響く三味線が死ぬほどかっこいい。オールセットってどんなもんじゃいで観たけど凄すぎて軽く絶望しかけた、あれはめっちゃすげぇとしか言いようがない。照明もどえらい。だいぶ前に深沢七郎原作読んでなん>>続きを読む

キャバレー(1972年製作の映画)

4.2

ハッピーが勝つかと思ったら負けた、愉快で華々しく観客と共にある時代を形造ったキャバレーの存在さえ今は遠くに思えてしまう。そもそもハッピーなんてあるようでなかったのかもしれない、壇上における踊りも歌もそ>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.0

最後の大臣の言葉に納得したって声をよく聞くんだけどなんでなんだろうか、一番引っかかったシーンだったし雑すぎてびっくりした、犯人の扱い自体は面白くて良かったけどそれ以上にこの映画が描くものはゼロ、当たり>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃおもろいやんけ!!テンポ良しセンス良し、無駄な力の抜けた秀作!普通に円盤買いたいくらい好きだった。あなたも出てるの!?って5回くらいなる豪華すぎる出演陣も楽しくて良いしみんな丁度よく魅力発>>続きを読む

不安な体(2021年製作の映画)

4.5

そわそわして心地良かった。虚実の軽やかな触れ合いが美しい、セロハンテープの波の音、鳴り得ない音でさえどこかで聴くような。この感覚で生きていきたい。一縷の苦しみからわずかに解き放たれた気にさせてくれるキ>>続きを読む

最善の人生(2021年製作の映画)

4.3

カーテンのない窓から差し込む街灯に青く染められた滑らかな体に響く音は舌の上でせわしなく弾け続ける31のアイスクリームの音と少し似ている気がした。映画が始まって間もなく車内で眠っているガンイ。体育の場面>>続きを読む

早春(1970年製作の映画)

2.0

嫌いてほどではないけど期待してたほど面白くなかった。ラストだけの話ってわけでもないけどこの種の暴力はちょっと俺には受け入れ難かった、暴力ってちょっと言い過ぎかなとも思うけどどうも好きにはなれん、個人的>>続きを読む

毒薬/我慢ならない女(1951年製作の映画)

4.8

「結婚したての頃は幸せだったのに!」と嘆くミシェルシモン、かつての幸せそうな2人が不思議と想像できちゃう(笑)何が起こったかとかではなくもう既に俺はあいつを殺したいし私はあいつを殺したい状態、どう転ぶ>>続きを読む

遠い声、静かな暮し(1988年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった「愛情は…」より先にこっちを観た。これで長編デビューはかっこよすぎる…誰もいない階段から始まるオープニングでちょっと泣きそうになった。撮影が死ぬほど丁寧でそれだけでも見応えがある、画面>>続きを読む

変態村(2004年製作の映画)

4.4

最初の怖いシーンにびっくりしすぎてあこれ無理かもしれないって怯えてたけどそのあとは大丈夫だった、いや何が大丈夫だ何も大丈夫ではない、右も左も狂気の沙汰、迷い込んだが最後で抜け出る手段はひとつも残ってい>>続きを読む

クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

4.1

気の遠くなるような長回しのショットの連続にどうしようもなくねむたくなったけど同時に絵画みたく静かに美しいショットの数々には圧倒された。退屈なシーンが多すぎて疲れたけど良い映画だったと思う。3人の老人と>>続きを読む

スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしく魅力的というかただただえっちなユニフォームが苦しすぎる女子たちのバスケットボールと狂ったじじいのインパクトが正直どっこいどっこいというかむしろ前者が強いんだけどスラッシャー映画として充分に見>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

3.6

初シュヴァンクマイエル!どうしてもいろいろ考えようとしながら観ちゃったけど多分あたま空っぽにしてざぱざぱ目に注いでくのがよい、話は思ってたほど面白くなくて度々うとうとしてたけどそれはそれでゆめかうつつ>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

5.0

記憶は連続した静止画のようなものなのかもしれない。思い出すという行為が同時に過去を過去として封じ込めることを意味しても、時の旅の中で記憶の断片はくっきりと輪郭を持って眼前に甦える。見慣れた空港、風で乱>>続きを読む

ラザレスク氏の最期(2005年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ひとり暮らしのおじさん、身体が調子悪いから救急車呼んだのにだいぶ長いこと来ない、どんくらい来ないかって今の日本で言えばもうたぶん治療終わってんじゃないかってくらいの時点でようやく来る、もはやいつ呼んだ>>続きを読む

アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)

5.0

びっくりするくらい面白かったクライマックスとかめちゃくちゃ泣いた2023初泣きだったすぐにブルーレイ買いましたこれも初買だった。映画の中でもクズ呼ばわりだしどうせというか案の定というか映画観た人たちか>>続きを読む

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス(2018年製作の映画)

4.5

新年一本目はヴィヴィアン・ウエストウッドのドキュメンタリーにした、めちゃめちゃ幸先の良い気分になった。名前間違えて覚えてたくらいに彼女のことは知らなかったのだけどすぐに好きになってしまった。自分が作ら>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.2

キラキラしてて最高だった。楽しくて映画撮ってんなってのがわかる。カメラワークにせよ話の持ってき方にせよ小道具にせよさりげないのにレベル高すぎていちいち感動してた。クリスマスっていうとたまにクリスチャン>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.1

公開したのち嫌でも酷評ばかり目にしてたからあんまり期待しないで観に行ったんだけどとりあえずどちゃくそ凄くて感動した、ちょっと舐めてた。余韻は皆無だけど観てる間はめちゃくちゃ楽しかった。48fpsてどん>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

よかったと思うけどとりわけ好きになれたわけでもない、邦画のしんみりした雰囲気を好きになれたことってあっただろうか、どうしてもカラっとした空気を求めてしまう。なんとなくつらくてなんとなくやるせなくて、そ>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

バッキバキのドウェイン・ジョンソンの力んだ顔面はめちゃくちゃすごい本編より見応えある本編はほんとにおもんない全然観れるは観れるけど新しさとかは皆無、アクションとかそれなりに見応えがあるシーンはあった(>>続きを読む

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

4.6

楽しかった〜!最高!My Sharonaのずんちゃか始まるオープニング!尻しかみてないこいつ!みらいしかねぇ!俺かてかろうじて大学生の身分やがこんなゴリマッチョイケメンに囲まれてワイワイされては呼吸す>>続きを読む

たまねこ、たまびと(2022年製作の映画)

5.0

数えきれないほどの猫たちが多摩川に捨てられている事実。毎日世話に出かけている人がいるという事実。ギリギリになっちゃったけどほんとに観て良かった、そして心から一人でも多くの人に観てほしいと思った、という>>続きを読む

最後の家族(2016年製作の映画)

5.0

死にゆくわれらの愛と孤独を語ったかけがえなき生の記録。大傑作。円盤買わせてください

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

3.9

最近、流行りのブラックフライデーについて考えていたのだけれどやはりもう人間は人間の力では取り返しのつかないところまで来てしまったのだなぁとやっぱり思うしこの映画の中で生きているダゲール街の人々の日々の>>続きを読む

あのこと(2021年製作の映画)

4.2

これほど見せてくる映画はないだろうしこれほど映画で痛みを感じたこともない。出口の見えない孤独。運任せで出口を求めて彷徨うほかない苦しみ。話は60年代、60年以上も昔の話、そして今と比べて何が異なるのだ>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.1

まじで最後のサウンドシステムくらいしか記憶にない、勝手に引き合いに出してごめんなさいなのだけど観終わった感想としてはカラックスのアネットと同じようなものがあった、どっちも全く面白いと思えなかった、エン>>続きを読む

アバター(2009年製作の映画)

4.5

小学生のころ生まれて初めて心の底から嫌いだと思ったやつができてそれがクオリッチ大佐だったことを思い出した、今みるとまじで脳筋加減が素晴らしすぎて笑ってしまった、ワカンダフォーエヴァーといろんな面で被っ>>続きを読む

カノン(1998年製作の映画)

4.1

そう、俺はチンポだ
見ての通り 哀れなチンポだ
固く立ってなければ 尊敬されない

こんなに汚ねぇ独白はない。だがよくわかる、俺も少し前まで「どうせ俺はただのちんぽこなんだ」ってガン萎えする毎日だった
>>続きを読む

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