べ

ラン・ローラ・ランのべのレビュー・感想・評価

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)
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20分というタイムリミットの中、彼氏を救う為にひたすら走り続けるローラの物語。つまりたった20分の出来事が描かれているだけの物語。
ドイツにも日本のセカイ系的な少女信仰があるんだなと思わされる作品。しかもご丁寧にタイムリープものとして仕立てられている。
アニメーションを織り交ぜた映像や、急き立てられるようなBGM、実験的なカットの応用などと作品の外的な要素を見ても中々見所が多いのでは。
しかし“赤”というと、それこそ信号で言うならば「止まれ」の色の筈だが、この物語はその“赤”をイメージカラーとしたアイコニックな主人公がノンストップで走り続けるというある種の倒錯が面白い。
べ