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アスのabx155のレビュー・感想・評価

アス(2019年製作の映画)
4.2
ジョーダン・ピール監督の2作目は、裕福な家族の前にある日、自分たちと同じ顔をして赤い服を着た人達が現れ、ハサミを持って襲い掛かってくるというパニックホラーだった。
前作「ゲット・アウト」と同様、今作もその卓越したテリングのセンスと、アメリカ社会に根差す差別をメタファーとして描く手法が鋭い。
前作よりも物語のスケールが大きくなっているし、ストーリーの深みもアップ。
何より画作りがシャイニングで素晴らしく、退屈なカットが一つもないのが凄い。この監督、天才か。
人間にとって本当に怖いのは、実は自分自身。アメリカ人だけでなく全ての人へのメッセージを込める監督の力量とスケールの大きさに脱帽した。
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