abx155さんの映画レビュー・感想・評価

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.8

長野県の自然豊かな町に住む父娘と地域住人が、その町にグランピング施設を建設しようとする都会の人間との対峙を描いた物語。
静かな始まり方から、小さなところからバランスが崩れ始めてやがて大きな事変が発生す
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バービー(2023年製作の映画)

3.6

グレタ・ガーウィグ監督によるバービー人形が実世界にきて冒険しながら自身のアイデンテティを見つけていく物語。
フェニミズム映画かと思いきや、人間は自分の選択次第で主体的に生きることができること、社会的役
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市子(2023年製作の映画)

3.5

プロポーズを受けた翌日に突然姿を消した一人の女性・市子の壮絶な過去を、彼女に関わった人々の証言から浮彫りにしていく物語。
時系列をシャッフルして描きながら終盤に向けて謎が明かされ、クライマックスに繋げ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

鬼太郎や目玉のおやじがどのように誕生したのかを描く墓場の鬼太郎の全日談。
横溝正史的な孤立した集落の名家龍賀家の跡継ぎミステリーから始まり、龍賀家の秘密、そして幽霊や妖怪が絡んだ大戦争になる。
テンポ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.4

レジェンダリーのモンスター・ユニバースの5作目。
昭和の東宝版ゴジラへのオマージュかのような怪獣プロレス路線に完全に入った。これはこれで悪くない振り切り方だと思う。
ゴジラ×コングは3部作ということな
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

黒澤明監督+橋本忍脚本による「生きる」のリメイク作品。
オリジナルのエッセンスを解釈を間違えずにうまく抽出しながら、舞台をイギリスに持って行ったのだけれど、絶対失敗しそうな企画にもかかわらず奇跡的な出
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.4

城定秀夫監督と今泉力哉監督が互いに脚本を提供して監督しあうという企画「L/R15」の二作目。
飼い猫が逃げたことによって巻き起こる一組の夫婦とその浮気相手4人の人間模様を、ユーモアを交えて丁寧に描いて
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.4

城定秀夫監督と今泉力哉監督が互いに脚本を提供して監督しあうという企画「L/R15」の一作目。
古本屋の店主である主人公、主人公に思いを寄せる女子高生、昔のアルバイト仲間とその婚約者とウェディングプラン
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

クリストファー・ノーラン監督による「原爆の父」オッペンハイマーの人生を描いたヒューマンドラマ。
各登場人物による視点と時系列をシャッフルして編集されているので、若干わかりにくいものの。近いすればオッペ
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.5

体重272kgの余命わずかな男が、家族と周囲の人物たち達と共に過去の贖罪から解放されいく過程を描いたヒューマンドラマ。
正直に生きることで、誰かから救われ、それが結果的に誰かの救いになる。物語の主軸は
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による「DUNE」三部作の2作目。
2021年の第一作よりも映像の圧がパワーアップ。壮大な抒情詩を美しくかつ圧倒的なビジュアルの映像で語るという方向性がより鮮明になった。
まさ
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.5

中川龍太郎監督による彩瀬まるによる同名小説の実写映画化作品。
死と生のの境界線があいまいな彩瀬まる独特の文体の原作を、やや脚色強めながらも頑張って映像化しているほうだと思う。
無理に映像化しないほうが
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

人生の大半を刑務所で過ごした男が、出所後に更生していく姿を描いた西川美和監督作品。
日本ではレールからドロップアウトした人間は二度とレールに戻れないことを如実に描いていて、非常にシュール。
主人公三上
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.8

近未来、テクノと呼ばれる人型ロボットが一般家庭にまで普及した世界で、家族とは何か、人間のつながりとは何かを描くヒューマンドラマ。
AIは人の心を持ちうるかというテーマは新しいものではないけど、描き方が
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

ヨルゴス・ランティモス監督の最新作にして、メアリー・シャリーの小説「フランケンシュタイン」をベースにした寓話。
主人公ベラの冒険による人間的・肉体的な成長を通して自分のアイデンティティを確立していくと
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

九州の港町に暮らす主人公の鈴芽が、各地の廃墟の扉を閉めて鍵をかけて大災害を防いでいる閉じ師である草太と日本を旅することで、自分のルーツを見つけ出していく物語。
登場人物の設定や物語のモチーフは「天気の
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

任天堂とイルミネーションの共同制作による3DCGアニメ映画。
ゲームの世界感を忠実に再現しつつ、娯楽映画として極めて完成度の高い映画に仕上げていて驚きであり、ゲームの映画化のお手本のような映画だった。
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

A24配給の新人監督による新感覚ホラー。
降霊術にハマる若者を描くホラーでありながら、酒やドラッグなどの社会問題を提示する作品にもなっており、主人公ミアの孤独や承認欲求といった心理面もよく描けていた。
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.4

コンクリート・ユートピア試写。
巨大地震で廃墟になったソウルを舞台に、唯一残ったマンションの住人のサバイバルを描くパニック映画。
パニック映画ながら状況説明を極力排除して、人間ドラマに力点を置いている
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.4

全編PC画面上で展開されるサスペンススリラー「search」の第2段。
デジタルネイティブの世代が主人公ということもあり、ネットを駆使して謎に迫っていくのがとてもスピーディ。前作よりもテンポがよかった
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フロンテラ・アスール(2018年製作の映画)

3.2

アラスカ、ナミビア、インドネシア、タヒチ、ペルーを巡る、人間の魂が大いなる何かと触れ合う群像劇。抽象的な映像表現が続くのだけど、その映像に力があるので引き込まれる。
ストーリーらしいストーリーがないス
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Mile...mile&a half(原題)(2013年製作の映画)

3.4

カリフォルニアにある長距離トレッキングコースを、友人たちと踏破するドキュメント映画。
JMT(ジョン・ミューア・トレイル)コースという存在を初めて知ったし、日本では味わえないロングトレイルを疑似体験で
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

1940年代の戦後の日本に現れたゴジラ。敗戦の傷跡を持った登場人物たちが、敗戦の傷跡を乗り越えようとゴジラに立ち向かおうとする姿を描く。
娯楽映画であるゴジラ映画に高尚なストーリーや理念は必要ないだろ
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.5

デトロイトのバーバリー通りの家を借りた女性がとんでもない目に合うサスペンス・ホラー映画。
ミスリードを誘う仕掛けがいくつも用意されていて、話の主体も次々に代わるので全く先が読めない。
異色のホラー映画
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

M・ナイト・シャマラン監督作によるSFサスペンス。
ゲイのカップルが世界の終末を予告する訪問者を迎え、究極の選択を迫られる。「ハプニング」や「サイン」といった作品の系譜にあたり、主人公が超常現象を信じ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.5

セリーヌ・シアマ監督による親子三代の心の浄化を描くファンタジー。低予算でタイムスリップ設定を描くという、かなり飛び道具的な設定の映画だった。
母から娘、娘から母への心情を動きを、これまでにない描き方で
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.4


2017年公開の「犯罪都市」の続編。
内容的には前作と同じで、マ・ドンソク演じる主人公の刑事が悪党をこらしめる勧善懲悪もの。
相変わらず登場人物のキャラが立っていて、テンポがよく話が進むので飽きずに
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.6

石巻、大阪、帯広、新宿を舞台に、路上シンガーのキリエ、彼女のマネージャーを自称する謎の女を中心とする4人の登場人物達が、出会いと別れを繰り返しながら人生に立ち向かう姿を描いた13年間に渡る物語。
全編
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.4

ソウルのチャイナタウンにて、クムチョン警察署強力班による実際にあったやくざの一掃検挙を、フィクションを交え制作された韓国映画。
主人公のマ・ドンソクはじめ登場人物のキャラが立っていて、編集のテンポもい
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チィファの手紙(2018年製作の映画)

3.4

岩井俊二監督が「ラストレター」より前に、中国を舞台に撮っていた同名小説を原作とする姉妹作。ストーリーは「ラストレター」とほぼ同じ。ただしトーンは本作のほうがやや暗め。
女優の魅せ方は「ラストレター」の
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.4

過去と現在を行き来しながら、奴隷農場で虐待される黒人女性が脱出のために戦い、復讐する姿を描いたミステリースリラー映画。
過去と現在を行き来する時間構成かと思いきや、その予想が覆される展開で、構成のアイ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.4

ジェームズ・ワン監督によるホラー。
古風なホラーテイストで始まりながら、サイコサスペンス風になったり、バトルアクションになったりとごった混ぜのジャンル超越映画になっている。
予想の斜め上を行く展開を不
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

クリント・イーストウッドの監督・主演作の、落ちぶれた元カウボーイと少年との旅を通して、互いの人生と生きる上で必要なものの意味を描いたロードムービー。
何もかも失った主人公が人生の意味を取り戻していく話
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.3

マトリックスの20年ぶりの続編。
続編としてクオリティは保っているものの、世界観や映像は既視感バリバリで、膨大な説明セリフを延々と聞かされるのでやや退屈した。
作る必要性があったのか疑問が残る映画だっ
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アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

3.8

「アントニオ猪木を探して」試写。
アントニオ猪木の半生を描くドキュメンタリー映画であり、ブラジル移住時代から引退した頃までを、テレビ映像や関係者の証言、猪木から影響を受けた人々を描く3つの劇中ドラマか
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.4

ダニエル・シャイナート監督による実際に起きた事件をヒントに描かれるA24のダーク・コメディ映画。
とてつもなくくだらない真相と、ふざけているのか、と思うほど馬鹿げたストーリー展開。しかしながら、バキバ
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