このレビューはネタバレを含みます
開始からねっとりとしたまとわりつくような気持ちの悪さの演出は健在で、凄い良い導入でした。
これからなにが起きてどうなるんだろう。っていう期待が凄かったです。
そして、事が起きはじめて、はじめは余裕があるのにだんだん追い詰められていく感じは、ファニーゲームを彷彿とさせてとてもドキドキしたし、良い気持ち悪さがすごかったです。
オチとしてもさすがジョーダン・ピールただでは終わらせない。
まぁ、少し考えればわかるのかもしれないけど、終わり方は良かったなぁ〜と思いました。
ストーリーが中盤全然開示されないのでちょっとだれてしまう?感じもあったけど、序盤で出てきた設定でうまく物語を展開させていてとても上手な脚本だったし、見応えのある映画だったと思います。
デザードを殺した数を競い合ったり、殺すことに躊躇がなくなってきたり、だんだん人がモンスター化していく様は、うまかった。まぁ、それは後に生きてくる設定ではないんだけれど。
映画の中で人が成長(?)していく様が描かれている映画はいい映画ですね。
ホラー映画的なテイストもあるし、サスペンス的なテイストもありサイコ映画としても優秀なんだけど、どっちつかず感もあったのでもう少し尖っても良かったのかなぁ〜っていう感じで、良い設定で良い脚本なのでもう少し面白く出来たのかなぁ??と思ってしまいました。
でもとても面白かったと思います。