クロベコ

アスのクロベコのネタバレレビュー・内容・結末

アス(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

突発的な恐怖や驚き、「次は何が起こるんだろう」と期待させる展開、シリアスな場面でのギャグシーンなど大いに楽しんだ!
主人公を演じたルピタニョンゴさんの演技、地下空間の学校や病棟を思わせる閉塞感や、オープニングのずらっと並ぶうさぎ達など、スラッシャーシーン以外にもゾッとする場面が盛りだくさんなのも良かった。
あと、特に印象に残っているのが音楽。例えば、劇中2回使われる“I Got 5 On It”は、1回目と2回目で曲調も歌詞の捉え方も変わっているのに、両シーンともに場面の雰囲気と観る人の気持ちを盛り上げる要素として機能していて凄かった。
すごーく面白かったけど、後半、中途半端にテザードの正体や、地上と地下の繋がりを説明してしまったがために、辻褄が合わない部分が出てきて、気になってしまったところも…。でも、その思いを忘れさせてくれるほど、オチ(ラストシーン)が秀逸だった。映画のテーマ「私たちは、無意識的に見て見ぬ振りをしているかも」を息子の行動ひとつで表現するなんて!
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