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アスのtubure400のレビュー・感想・評価

アス(2019年製作の映画)
3.1
『ゲット・アウト』は途中まですごく面白くて、こんな映画を見るのは初めてだ、という感慨があったけれど、結局バディ・ムービー風にまとめおった…、という妙な虚しさがあった。ただ、sunken placeとか、人種差別の問題を扱っていながら少し抽象的で、ポップな感じがあるのが良かった。

『アス』は気合いが入っていて、思わせぶりで、一層アーティな感じがある。意味ありげな聖書の引用とか、意味ありげなウサギとか、なんかこう深い意味がありそうなんだけれども、具体的な意味合いがわからなくても観てて楽しい感じがある。けれども、本当に意味がわからない映画の、意味がわからないが故に深い感動がある感じに比べると、どう?このどんでん返し?どう?というような雰囲気が鼻につくというか、なんだかな、という気がした。『ゲット・アウト』同様俳優が軒並み魅力的なのはすごい。
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