周年を飾るに相応しい豪華さ、これはまさに宴のような作品でしたね。
目まぐるしく湧き上がる錚々たる面々、それらを盛り立てるうねりのような楽曲。
細かい含みをなくしストレートど真ん中の物語。
これは男の子大喜びですよ。
東映らしいサービスが盛りだくさん。ファンは勿論あまりワンピースを知らない人も楽しめるんじゃないでしょうか。
勿論ファンには更に響くような作りで、音楽・演出など至る所にオマージュが散見しています。
それとやはり劇伴が素晴らしく、物語にかなり厚みを持たせているんですね。
そうして物語が駆け抜けた先、ウィーアーが流れた時の高揚感ったらないですよ。
そして歌姫アン。
伏線というか、ちょっとした可能性を残しておきましたね。
ライブイベントのキャラを起用した事には、きっと何か意味があるでしょう。
CVの変更は残念でしたが、今回だけのサービス起用としては少し勿体無い気もしました。
正直次にバトンを渡された監督は辛いかもしれませんが、それくらい振り切った面白さがある作品です。
いや、実に爽快でした。
