このレビューはネタバレを含みます
たかだかお子様向けアニメ…と高を括っていた自分が恥ずかしくなる。それくらい面白い作品。
凄いなと感じたのは、この作品のメッセージ。今回の敵はミュウツー。ミュウの細胞から「コピー」されて作られた存在。で、彼が作った「コピー」が主人公たち「オリジナル」と戦う話。そうなると大抵「コピーはオリジナルに勝てない」、「オリジナルの凄さは何か」なんてメッセージになりがちなんだけど、この作品はそれを見事に裏切った。いい意味で観客を「騙す」作品。「そうくる?だけど本当にそうだよな…」と思うこと確実。
あとこのシリーズは、ライバルで「ロケット団」が出てくる。「ゲゲゲの鬼太郎」だとねずみ男みたいな存在。実は一番観客が感情移入したくなるキャラ。こういったキャラ作りはきっちり「王道」。
そりゃリメイクしたくなるわ…と感心した。
大人になっても、いやこの作品は特に大人になった方が面白い作品だと思う。