tubure400

家族ゲームのtubure400のレビュー・感想・評価

家族ゲーム(1983年製作の映画)
3.1
舞台ってまともに観たことは一度もないけれど、舞台作品のような映画だった。

家族"ゲーム"というだけあって、伊丹十三(父)も、由紀さおり(母)も、それぞれの役割をそれなりにこなしながら、どこか無機質で、無感覚な感じがある。かといって別に、機能不全に陥った家族、というようなセンチメンタルさが欠片もなくて、それはそういうものとして描かれる。松田優作というある種のトリックスターが登場して、ケチャップをぶちまけたりしてゲームをかき乱していくけれども、最後の最後まで伊丹十三も由紀さおりも反応が薄い。変な映画だった。

子役というか、中高生の無目的にアンニュイで、気色悪い感じがすごく良く出ていたのと、ちょい役の戸川純が普通に美人だったのが収穫だった。
tubure400

tubure400