ごっちん

家族ゲームのごっちんのレビュー・感想・評価

家族ゲーム(1983年製作の映画)
1.0
それぞれの登場人物が何を考えているかわからないから感情移入も出来ない。だから、観終わった後に感傷にも浸れない。とにかく前衛的な作風で、一種のカルト映画の様な作り。

この映画は公開当時の社会情勢をテーマにしているみたいだから、そこをリアルタイムで経験している人以外は理解しにくいのかも(筆者ももちろん知らない)。

しかしながら鮮烈に印象に残る映画でもあり、
その1つとして、徹底的に音楽を廃除している為、ひとつひとつの生活音が生々しく、1シーン1シーンが強烈に目に焼きついてくる。

ラスト間際の食卓のシーン、間違いなく日本映画史に残るカット。

髄所に適当に撮った様なシーンがあって(本当は意味があるのかも知れないけど)、なんか嫌。具体的には阿木耀子とのからみとか、車の撮り方とか。
ごっちん

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