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サンタクロースの眼は青いのbunrokuのレビュー・感想・評価

サンタクロースの眼は青い(1965年製作の映画)
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「わるい仲間」がぶらついていたのはパリだったけど、これはどっか地方都市。でも都会も田舎も変わらない。若い男の頭の中に渦巻くのは女を求める気持ちばかり。「男性・女性」の余ったフィルムで撮られたんだよ、なんて説明があるもんだから、ますます伝説の映画になっちゃうわけだけど、ゴダールよりは正直で生々しい。ゴダールには形而上へのコンプレックスがあってそこが魅力のひとつなんだけど、ユスターシュにはそれがない。形而下的、身体的、そして生きてることが丸ごと映画、ってな印象ですね。
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