11月１本目の試写会は『盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲』。
盲目のピアニストが殺人現場を目撃(？)って、状況はインド版『見えない目撃者』か？と思ったら、リアルじゃなくてかなりブラックなコメディ。設定はかなりおもしろいし、どう展開するのか期待してると…
確かに予測不能なストーリー。ただ、前半と後半では、同じ人が書いたとは思えないほど作品の色や温度が変わってしまう。
私は前半の辻褄合わせのために四苦八苦みたいなコメディ的要素が大好きだったので、その辺の回収はせずに、全く違う方向に突き進んでいった後半は、予想外というより前半を上手く活かせずグダグダになった結果のように感じて好きにはなれなかった。
インド映画にしては、確かに踊らない。また超絶美人ではない Next Door Girl 的ヒロインなど、インド映画のお決まりがないのも本作の特徴でもある。
＊本来、何も前知識なしに見た方がおもしろいタイプの作品なんだが、チラシにもかなりの情報が書かれてしまっている。チラシの裏は読まない方がいいですよ。
