ロックはいつの時代であっても反体制でなくてはならない。
しかしその捉え方が人によって違うため、定義が難しい。
そこら辺をこの映画は何だか良きように解釈した。
ロックバンドであるSPEED WAYは人気もあるが、世間の波に乗る歌と、自分たちが歌いたい歌で葛藤する。
ロックの体現者として度々ボブ・ディランを引き合いに出しているが、それが有効なのかは微妙なところ。
バンドメンバーなり彼女なりに中島が出した答えが、自分たちを貫くという姿勢。
だからこそ音楽なり生き方なりにロックを見せてほしいところだが、その辺はほとんど感じなかった。