スギノイチ

レイプハンター 狙われた女のスギノイチのレビュー・感想・評価

3.5
暴力連鎖の中、謎のタイミングで松田優作がカメオで乱入し、現場はカオスを極める。
レイプ魔、シャブ中売女、ムショ帰り、そして哀れな人妻。
うらぶれた男女による暴力の連鎖。
強盗したりヤクザに立ち向かったりするも、誰もかれも悉く失敗。
外部への暴力はてんで通用せず、互いに傷つけ合うのが関の山。
暴力はあくまでも薄汚れた4畳半で展開される。このみみっちさ、貧乏臭さ。
澤田幸弘監督の映画にはこういう空間が良く出て来るけど、割と好きだな。

ニューシネマになりかけた物語は、途中でレイプ・リベンジ映画に化け、最後の最後でニューシネマに揺れ戻る。
「私の光をとらないで」って台詞はインパクトあり。
スギノイチ

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