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仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーションのizumoのレビュー・感想・評価

3.9
ちびっこ達目線だと3.4~3.5、
大人目線だと3.9~4.1くらいで
総合してこの評価。

タイムジャッカーに改変されたパラレルワールドが舞台ではあるが、
その実、ゼロワンTVシリーズ前日譚という位置づけであり、
ストーリー的に大きな進展はないし、新フォームもあまり派手さはない。
ただ、「何故ゼロワンが造られたのか」「或人の父は何を託したかったのか」など、観ておくとよりゼロワン本編が楽しめる内容になっている。

或人(高橋文也)の芝居がとても好き。
未熟な社長なんだけれど、人間としてとても温かいものをもっていて、
それがエネルギッシュに表現されているなぁと、この映画を観て改めて感じた。
あと、この映画で福添さんの評価がめっちゃ上がった。
あんたの先代への思いは本物だよ…

ジオウのメンツはほぼ舞台装置。
あの方々はゼロワンの世界においてはチート能力集団でしかないので
脚本家は「如何にこいつらのパワーをセーブさせるか」で悩んだのではないだろうか。
前日譚系は彼らを出しておけば、なんかそれっぽい話に常になってしまいそうだ。

特殊技こそあまりないものの、過去最高にアクロバティックかつマーシャルなアクションシーンは子供より大きなお友達のほうが受けがよいのでは。特にバルカンとバルキリーのコンビネーションが凄い。
あ、彼らは変身前も凄い。ランボー?マッドマックス?
新旧スーツアクターが揃って動いているのを見るのも楽しい。
中の人でこうも違うものか。

グランドジオウへの或人君のツッコミが、まさに僕らが常々思っていたことを代弁してくれて、大草原不可避。
あれはどう見ても仏壇だよ…
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