izumoさんの映画レビュー・感想・評価

izumo

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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

ブラックジョークに全振りした作品。
やってることは「スウィーニー・トッド」に近いけど、
原語がフランス語だからか、なんだか淡々としているところがかえってシュールで面白かったりする。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.9

裏切り者を探す90分。
荒っぽいけどテンポの良い会話が小気味いい。

それにしても、セリフの口の悪さよ。
「fxxx」って、登場人物たち何回言っただろう?

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

ノーラン特有の時系列シャッフルな入れ子構造の構成に加え、
登場人物がやたら多く、180分のうち半分くらいが高速で展開されるセリフの応酬ということもあり、十全に理解しようとすると、複数回観るか、前もって
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

謎が解けていく度に演出のIQが下がっていく映画。
最後の方は「俺は一体何を見ているだ…??」となったけれど、なんだかんだ楽しかったので結果オーライ。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.0

お前のような神父がいるか!(いたようです)

内容は至極真っ当なエクソシストもの。

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.1

「恐怖に打ち勝つ」って言っとけばなんでもやっていいと思うなよ!??
と全力で突っ込みたくなる映画。

ストーリーは、まともに考えようとすると、共感できるのが主人公の親父くらいしかいなくなっちゃうので、
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

ものすごく丁寧に、しっかりと作られていた映画だった。
多感な年頃の子にはかなりぶっ刺さる作品なんじゃないだろうか。

特に凄いのがアップでの登場人物の表情で
なんというか、心境変化の解像度とfpsが高
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

ジュラシックシリーズ最終作にして集大成。

ただ、何故か恐竜よりイナゴのほうが恐い。

法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.8

予告編とポスターを見たときは、「またアクロバット的なトリックをトンデモミステリーか…?」と思っていたが、蓋を開けてみたらもんのすごく真っ当に丁寧に作られた法廷ミステリー+人間ドラマだった。

ただ、こ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.9

イタコゴッコでトリップしてたらタブーを破ってあら大変。

いわゆるテンプレ的な突然ドン!なホラー演出はあまり無く、じっくりジワジワ怖がらせてくるタイプ。

刹那的な享楽を求めざるを得ない、現代の若者の
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.8

セレブの欲望vs恐竜保護団体のエゴイズムvs恐竜達の本能って感じの映画。
つくづく人の欲ってやつは…

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.7

グリッドマンとダイナゼノンの後日譚であり、究極のファンムービー。
青春の青酸っぱと、ヒーロー物の胸踊る瞬間と、シリーズを通して観てきた人たちへの最大限のサービスを、ひたすらに詰め込んだ、至高の2時間ち
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

美術周りと主役二人の顔がひたすら美しい。
ストーリーはテクニカルワード満載でかなり分かりづらい。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ゴジラ周りがは最&高。
特に熱線の演出がホント好き。
鱗がガシャーンガシャーン!って立ち上がっていって一回大きく吸うところが外連味たっぷりでカッコよ怖い。

あと戦後の復興中の街並みも見事。

エキス
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.8

「蛮人」というタイトルだが、この映画で一番「野蛮」だったのは一体誰だ。

凄く断片的に色々語ってくるので、繋げてみると新しい強さを見つけられる、珍しいタイプのホラーだった。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.4

キリスト教圏以外だと話がわかるようでわからん話。

起こってることは単純だけど、根底の意味がわかりづらい。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.4

ガリレオシリーズはどうしても「容疑者Xの献身」が凄すぎて
そこと比較してしまうのがネック。

ぶっちゃけ、今回のはテレビスペシャルでも成立したのではという気が…。

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

だれが一番ワルいオッサンかを決める痛快犯罪映画。
キャラが全キャラ異様に濃くて、外画なのになぜかアニメを観ているような気分になった。

なんだかんだやたら強い「コーチ」が一番好きかもしれない。

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.8

モンスター達のプロレスが後半思う存分見られるので大満足。
正直前半は凄い前座感ある。


コングに萌えろ。彼が主役。

リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.9

前半はわりとまっとうなホラー。
後半は「ザ・スイッチ」みたいなホラーコメディ。
そしてラストは、ちゃんとホラーっぽいオチをつける、低予算ながら色々美味しいものを詰め込んだ作品だった。

役者陣も皆味が
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.6

監督がやりたいことを全部入れたら無茶苦茶長尺になってしまった、という第一印象。
ゴールまでがまぁ長い、遠い。

それから、途中までのアクションゲーム味が
凄い。
TPSの旨い人のプレイングを見てる感じ
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.6

途中から一気にネタ晴らしをしてラストのカタルシスにつなげていく系復讐譚。
ステイサムの無双っぷりより、淡々沸々とエネルギーを蓄えて、一気に放出していく流れ。
笑顔(と下ネタ)の溢れる職場ムービーでもあ
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

TVドラマ版に比べると、岸辺露伴味というか「荒木飛呂彦」味が結構薄れた感じ。
2時間という尺が結構余計で、もう30分短ければ、色々コンパクトになっただろうなぁ…と思う。

ルーブル美術館の装飾は凄い。
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.4

退行催眠最強伝説を打ち立てるかもしれない話。もはや何でもありなので、何が起こっても
「まぁこの作品世界の退行催眠は最強なので」でカタがつきそうなのが凄い。

ラストまで観てタイトルの意味がわかる系なの
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.6

全体的に物凄く「泥臭い」特撮だと思った。
ビームとか放射火炎とかない、パンチとキックの応酬をリアルな感じでやろうとすると、どうしてもこんな感じになっちゃうか。

技の2号の飄々とした感じがなんか好き。
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.0

クリストファー・マッカリー版ミッションインポッシブル第一弾。

この監督とトム・クルーズの相性はとにかく良くて、めちゃくちゃゴリゴリのアクションの中にクスッと緩む瞬間を用意してくれるのでメリハリがあっ
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.7

デッドレコニングからとりあえず遡ろうということで。

毎回異次元なトム・クルーズのスタントだけど、今作は一番超人感が出ている気がする。
万能感が凄いと言うか、ハラハラするというより、こいつならやるだろ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.4

「手に汗握る」ってこういうことを言うんだなぁ…!2時間40分があっという間。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

音合わせが神がかってる映画だった。
凄腕のジャズドラマーは身の回りにあるものをなんでも楽器にしちゃうというけれど、この映画は対照的に、どんな楽曲もこの映画の「楽器」に変えてしまう。
しかもストーリーに
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名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.3

いわゆる叙述トリックを映画でやったらこうなりました、的な作品。
ただ、活字で表現されるそれに比べると、視覚で判別できてしまう分驚きは
どうしても薄れる。
作品の構成でサプライズを設けているけれど、その
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サイコ(1960年製作の映画)

4.2

今から60年以上前にこの映画が誕生していたことがもう恐ろしい。
オリジナルイズ最強、みたいな作品だった。

とにかく先が読めない。最初明らかにこの人が主役…??と思っていた人が
ある瞬間あっけなく死ぬ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

くたびれたオッサンたちが何故か職務中に飲酒をすることで
一念発起、一発逆転を図る。

お酒を勧めてるわけでも、遠ざけてるわけでもなく、
「なにごとも行き過ぎは良くないぜ!特に世の中に倦んでるからって
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劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD(2023年製作の映画)

3.8

アイドリッシュセブンという作品はアイドルものとしてはかなり異色で
個人的にはアイドル版「渡る世間は鬼ばかり」みたいなやつだと思っているし、そこを楽しみにしているところが大きい。

なので、あのドロドロ
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.4

途中から「都市伝説二周目の私がこの世界を無双する」系ホラーと化す
変わり種ホラー作品。

低予算故、VFX演出がチープなのはしょうがない。
脚本は結構面白いと思う。
ホラー特有の後味の悪さもきちんとあ
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