これはよかった。
おそらく生きていく上でお金を儲けなければいけないと言い聞かせて有名弁護士事務所に入った主人公だが、その生き方に疑問をなげつけたのが自閉症の女の子の生きる姿。
主人公はお金が手に入ったとしてもそれは正しい生き方ではないと気づく。それで人を守れているわけではないと。
正しく生きたいっていう思いはほとんどの人にあると思うけど、それってずっと揺らいでいる。正しく生きる道は必ずしも楽な道ではなく、たいてい厳しい道になっている。でも、その道を選んでも応援してくれる人は必ずいるんだと、この映画は伝えているのだろう。