深夜の殺人事件、目撃者は自閉症の少女ジウ。
チョン・ウソン演じる主人公は被疑者の弁護をしつつ少女とも関わり事件の真相を追っていく。
もっとサスペンスフルな作品かと思いきや心温まる法廷ヒューマンドラマでした。
とはいえ後半で急展開を起こす事件の行方、ヒヤリと緊迫するシーンもあり、スリリングな見応えもあります。
被告人の女優さんの表情の変化、絶妙だよ…
自閉症の特性をかなり読み込んで作品に反映しており、障害の演出に対する違和感は少ないです。
「足の悪い人に歩幅を合わせるように、その人の世界へ入って」という検事のセリフもベタだけど良かったな。
主人公の心を決めさせた父親の手紙も。
最後の法廷シーンは多少の強引さや都合の良さはあるものの、全てを解決させるアイデアがよかった。
17時の電話…ジウが彼女なりに表した精一杯の感謝の気持ち、こちらも嬉しくなる。ちょっと泣けてしまった。
