本作品は初見でしたが、ホントいい作品です。
ただ、レビューがとても難しい。
原作者や監督の意図は十分伝わってきますが、ある意味、題材的にはチャレンジだと
思います。タイトルにすら感じます。
障害を持つ方への差別的要素が、意図するところと反し誤解として伝わる可能性が多分にあるからです。
キム・ヒヤンギ自閉症の役を実に真摯に熱演しており、とてもよかった！
と感想記載したら、どう感じていただけるか
不安です。
熱演は間違いなく素晴らしいし、自閉症に対する偏見や差別意識もありません。
しかし文章にすると、自閉症の方の悩みに対する軽視的要素や健常者ゆえの上位的立ち位置を感じてしまうのは考え過ぎでしょうか？
弁護士である職務を逸脱し、人の根源に帰り裁判を進めるシーン。
2人が心通じ合うラスト。
本作は、感動するシーンが多くあります。
とても、よい内容です。
私にとって本作は感動という充実感と実際、自閉症のみならず、ハンデキャップを持つ方との接し方、その距離感等、考えさせられる内容でした。
