mari

無垢なる証人のmariのレビュー・感想・評価

無垢なる証人(2019年製作の映画)
4.3
心を引き裂かれるような痛み。

矛先を向ける対象の明確さに救われながら、
もし現実なら難しさと傷つくことの多さに
もうどうしていいのか身動きが取れない気がする。

人生は死ぬまでの暇つぶしという
心持ちは大切にしたい反面、
人生あまりに辛いことが多すぎないか、と
葛藤と怒りに蹲ることしかできない。

職を脱ぎ捨てた人としての在り方を叩きつけられて
せめて自分だけはこんな風に生きたいと
背筋が伸びる経験。

純粋無垢を前に
只々笑顔で泣きながらひれ伏す。
mari

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