このレビューはネタバレを含みます
脚本やジウ役の熱演は素晴らしかったが、これだけ予想通りに展開する韓国映画は記憶にない。
以下、完全ネタバレ。
ジウの証言が正しく、被告はやはり親族と通謀して被害者を殺害していたのだ。
ジウはその様子を見ていたことはもちろん、被告が発した108文字の言葉も聴き取っていたのだ。自閉症の1つの特性として遠隔地の小さな音も聴き取れることがあるのだ。
ただ、そこで思ったのは「なぜ一審の担当検事はその証言を引き出すことができなかったのだろうか?」
検事は弟が自閉症でありそれなりに知見があったはずだが。
しかも、1審の後、被告の周辺では金にまつわるトラブルもあったことがポロポロ現れる始末。
しっかり準備していれば一審で勝てた裁判だったんじゃないの?
それと最後に疑問残ったのは、
被害者はなぜブタンガスを買いに行ったのか?
これに関する答えを示さず映画が終わってしまった。残念!
父親からのバースデー手紙、良かった。