このレビューはネタバレを含みます
法廷劇としてもどんでん返しがあったりしてすごく面白いし、障害のある人への偏見を打ち砕くドラマとしても見事。けど、主人公が仕事や人生において「よく生きる」とはどういうことか見つめ直す、ってテーマもあり、盛り込みすぎのような印象も。最後の、シングルマザーへの告白はやりすぎー要らないー唐突ーーと思った。
しかしそんな欠点を蹴散らすくらい、ヒャンギちゃんの演技がすばらしい。ヒャンギを心ゆくまで堪能するための映画ですと言っても過言ではない。
ウソンssiも細かな演技をしていたと思うけど、ヒャンギちゃんに注目しすぎて、あんまり見るひまなかったw
あ、あと、障害をもってる人は天才的な何かを持っている、っていうのもよくあるんだけど、それはそれで別の意味でも偏見を生む危険性はある。実際、サヴァン症候群の人はすごーく少ない。世界で100人くらいしかいないという説もある。
今は、障害をもっている人は必ずしも「ピュア」でもないし「天才」でもない。という描き方に変わってきているので、この作品のそのあたりの描き方はちょっと古いかもしれないなー。
