三四郎

母との約束、250通の手紙の三四郎のレビュー・感想・評価

母との約束、250通の手紙(2017年製作の映画)
3.0
この母親は息子を溺愛していると言うより、もはや狂気だ。ただ無教養なだけかもしれないが…。

ユダヤ人差別も酷いものだ。そしてユダヤ人が嘘つきだと言われる理由が、この親子に関して言えば、ほんの少しわかったような気がする。
嘘はつきたくてつくものではない。
嘘をつくのは、愛する者をこれ以上悲しませたくない、惨めにさせたくないし惨めになりたくないとの思いからだ。
この母親だったからこそ、息子は母親の夢を現実のものにできたのだろう。
子供時代の周囲からの嘲笑、ユダヤ人であること、これらも彼を奮い立たせる原動力になったのだと思う。
いつか見返してやるという気持ちだけでなく、心の傷が立ち向かう力になることもあるのだろう。

「スウェーデン人女性は世界中の男の夢」という字幕げ出てきたが、確かに、スウェーデンを旅行した際、金髪碧眼の美男美女が多かった。
三四郎

三四郎