パピコ

ジョナサン ふたつの顔の男のパピコのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

【ラストのネタバレ注意!】

予備知識ゼロ、気まぐれでの
軽い気持ちで鑑賞…のつもりが!
…めっちゃハマるパターン(笑)

多重人格あるあるパターンの
お決まり展開だと思っていたけど、
話が淡々と進んでいく割には
かなり引き込まれましたね。


はいはい、黒幕は女ドクターでしょ。
ジョナサンは何かの実験台として
装置で操られて生かされているのね〜。
…全然違いました(笑)。
かすってもいない予想が恥ずかしい。

ただ、あの装置だけはイマイチかなと。
なんかあれのせいで安っぽい映画に…。
引っこ抜くシーンはグロすぎて
テンションだだ下がりになったし。


ラストですが、
最後に残ったのはジョナサンですね。
お互いにお互いを想いやって、お互いが
身を引こうと(消えようと)したけど、
お互いどっちが消えるか解らなった。

最後の最後、人格が残ったのは
ジョナサンの方だったのね〜。
でも、ジョナサンはジョンとして
生きて行く事を決意し、タクシーの
運転手さんにジョンと名乗ったのね。

フランス語のラジオを聞いているのは
ジョナサンである事を示唆している。
ジョンとして生きて行く事で、
ジョンは消えていないんだ!ということを
証明するという意志なんだろうな。

そしてタクシーで空港に向かい、
新たな人生を歩むべく
どこかに旅立って行くんだろうな。
(多分、行き先はジョンが手配済み)

あ、仮にジョンが最後に残っても、
「俺の名前はジョナサンです」って、
ずっと憧れてたジョナサンとして
生きて行ったんだと思います。


そんなこんなで、
この映画は二重人格を通した、壮大な
兄弟愛、友愛的な物語だったのですよ!
個人的には怖い話じゃなくて良かった(笑)

いい映画だと思います。
視聴して本当に良かった !⸜(*ˊᵕˋ*)⸝‬