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ジェイコブス・ラダーのfishmuttonのレビュー・感想・評価

ジェイコブス・ラダー(2019年製作の映画)
3.7
ハラハラとゾワゾワが尽きないスリラー。

これは妄想か?現実か?
彼は狂っているのか?陰謀に巻き込まれたのか?
という違和感のさじ加減が上手いと思った。

異人種効果で冒頭の男が主人公だと思って混乱した。薄暗い中で見分けがつかなかったの。ごめんね。

題名も観ている者の混乱を増幅させる役割をしていると感じた。察しがよい人はそれでいろいろ読めちゃいそうでもあるが。
観終わった後、確認作業がしたくなる。
上手い映画。好みだった。
1990年版も観てみたい。

退役軍人病院で働く外科医のジェイコブ。妻と幼い息子と幸せな日々を送る彼だったが、悪夢により苦い記憶が蘇る。従軍当時、仲違いしていた兄が死んだこと。フラッシュバックする悪夢に憔悴する彼の前に、兄と同じ部隊だったという怪しい男が現れる。兄は生きている、他言はするなという男。帰還兵、地下トンネル、殺人、侵入、奇襲、取り付く島もない警察、ドラッグ・・・彼はこの悪夢の真相にたどり着けるのか。
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