片腕マシンボーイ

RED CAPSULE レッドカプセルの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

RED CAPSULE レッドカプセル(2019年製作の映画)
3.3
石原監督の「RED…」ってことで「RED LIST」と繋がっているんかな?思って観たら全く違う話やったわ、個人的には「RED LIST」の方がイライラして好きな作品やったかなぁ

幸せな幻覚を見れるクスリと幸せな幻覚を見ながら死ねるクスリを扱う売人、そんな売人自身も嫁を喪った哀しみをクスリで紛らわしていた、そんなある日、客に呼び出された売人は取引場所に向かうとそこには死体と警察の姿が!売人は何者かにハメられたのやった…って話

そうな、大阪バイオレンスの雄、石原貴洋監督によるキチガイ祭やった「RED LIST」は、女の子が可哀想な目に遭う映画がワンコロが可哀想な目に遭う映画の次に嫌いなマシンボーイでもゲラゲラ観れる素晴らしく気持ち悪い監禁映画やったが、本作は「RED LIST」よりも大阪バイオレンス三部作の「大阪外道」や「大阪蛇道」に近い作風やったかなぁ
マシンボーイが大好きな三部作の最終作「コントロール・オブ・バイオレンス」のようなエンタメに振り切った作品もあるけど、ちょいノスタルジーに浸るん好きやん?石原監督って、本作はちょいちょいそれが顔覗かすんよ、マシンボーイ的にはそれがちょい苦手やから評価も低め、とはいえ外道と蛇道ほどの郷愁映画でもなかったから嫌いではなかったぞ!
石原監督がガキンチョ撮り出したらもうその作品は終わりよな、本作はガキンチョ少しだけ、セーフ

しかし、なんといっても主役の売人は海堂力也さんがやってっからな!ぺろぺろ、喧嘩なら3人相手でも力で叩き伏せてしまうくらい強いのに、内面はひび割れた硝子のように繊細でめちゃキュンしたんよぉ…
あれ?海堂さんってすっかりインディーズのバイオレンス映画ではお馴染みの役者さんやが、主演作ってこれが初めてなんかな?「ファミリー・ウォーズ」は家族が主人公やからお父さん役の海堂さんも主演といえば主演やが、単独主演はきっと初よなぁ!
はぁ、もっと海堂さん主演作いっぱい観てえ!剛腕で殴り倒す海堂さんいっぱい観てえ!海堂さんがソロキャンパーを襲い喰らうクマ映画も観てぇぞぉ!ぺろぺろ

あとな、そんな海堂さんをつけ狙うキチガイ男がなかなかの気持ち悪さでしてな!海堂さんがクマさんなら、キチガイは…ラーテルみたいな顔しているんよ!性格が顔に出るというか、性格までラーテルっぽくて、めちゃ怖いもの知らずなんよなぁ!マシンボーイなら海堂さんにキャン玉潰されたら二度と近づかんわ…スンスン

そんだけちゃうで!売人にクスリを卸す薬剤師には「RED LIST」のめちゃ腹立つ主人公キチガイやし、売人から買ったクスリで旅立つババアは、「RED LIST」のめちゃ腹立つ主人公キチガイの母親やし、その娘たちの気持ち悪さも最高!石原組のキャラの濃さなんなん?ゲラゲラ
「コントロール・オブ・バイオレンス」のサブゼロや能面仮面、「バイオレンスPM」の月光さんや、鬼畜の鬼城、「RED LIST」のキチガイ達、本作の海堂さん等々が大集結した石原アベンジャーズあったら大阪バイオレンスファンは歓喜するよなぁ!わっしょい!わっしょい!

関西で間もなく再公開する石原監督の最新作「大阪少女」がめちゃ気になる!仁科さんも拓さんも海堂さんも出ているんやが…ぺろぺろ、やっぱりタイトルからしてノスタルジー映画なんかなぁ?拓さんや海堂さんも出ていてバイオレンス無いんかな?
東京公開してくれ!

あ!そんなことより今日は葵ちゃん回や!ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ