Akirajiisan

戦場でワルツをのAkirajiisanのレビュー・感想・評価

戦場でワルツを(2008年製作の映画)
3.2
この映画は、監督の実際の経験と、その監督が、思い出さなくてはならないと思った、300人以上の民間人が虐殺された、事件を、監督自身が、思い出すための、旅をアニメーションに仕立てた映画です。
ブルーレイ・ディスクでの鑑賞でしたが、映像特典の監督へのインタビューが、非常に興味深いものなので、皆さん是非見てください。
観る国、ばしょ、人種、で思い浮かぶ事件が違うでしょ。って監督が言ってるように、それぞれの国で、経験してきた悲劇(虐殺)は違ってて、思い浮かぶ物も違うでしょう。でも、全ては人の中にある、悪魔です。悲しいかな、皆、持って生まれてる。
日本の2Dアニメーションは、かなり参考にしてるようです。私もハリウッドの3Dアニメーションは、好きになれない。
このアニメは、監督自身が切り絵アニメーションと言ってるけど、私も、最初、切り絵だ、と思いました。
この手法って、宮崎アニメとはまた違った綺麗さや、訴えてくる絵だよね。ちょっとバンクシーの壁絵のタッチに似てるし、「切り絵」ってパワー有るね。

みんな、一度は見ておくべきかも?
今も、起きてるんだよね。
最後の50秒の、実写部分は、きついよ。
Akirajiisan

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