戦場でワルツをの作品情報・感想・評価

戦場でワルツを2008年製作の映画)

VALS IM BASHIR

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

3.7

「戦場でワルツを」に投稿された感想・評価

koshijin

koshijinの感想・評価

4.0
ラストの切り替え、記憶と夢の境目を幻想的に見せるアニメーション。第9地区のようなリアルなフィクションと似て非なる対極性。極限の状況において現実と記憶は必ずしも一致しない。
ツタヤのアニメコーナーにひっそりと一本だけ置いてあったが、いやはや、もっとフューチャーされるべき完成度だよ。
すいか

すいかの感想・評価

4.4
音楽や音響のセンスがすごく好き。だからこそ、現実で起きたことだとわかっていてもアニメーションとして観てしまうけれど、それがラストでズンときた。アニメーションである意義があるし、アニメーションだから観れるのだろうな。
ラストがすごい…
なぜアニメーションを使ったのかがよく理解できた。

兵士たちのリアルな記憶に触れたような感覚。ハッとさせられる瞬間が何度もあった。こんなドキュメンタリーがあるのか。
Miyu

Miyuの感想・評価

3.7
この表現方法だからこそ映画に昇華できるんだろう、実に淡々と語られてる
ronji

ronjiの感想・評価

3.7
この映画を製作した目的はとても明確だと思う。
それは、レバノン内戦中に起きた民兵組織「レバノン軍団」によるパレスチナ難民の大量虐殺事件「サブラ・シャティーラの虐殺」という事実を伝えること。

そして目的を達成するために、考え抜かれた方法が独創的で驚愕させられた。
本編の大半を占める格好の良いアニメーションは、内戦という事実をどこか他人事のように伝えてくる…。
しかし、ラスト10分、両足をつかまれて一気に現実という泥沼に引きずり込まれる。
このおぞましい事件が事実であるという事。
我々人間が起こした事実であるという事。
僕の中に確かに記憶されました。
「記憶はまるで生き物」という台詞の通り、人の記憶ってのは、解釈しだいでホントにもウソにも振り切れてしまう、あいまいで厄介なヤツ。だからこそ、記憶を取り戻すまでのプロセスを描くには、どうしても虚構(アニメーション)に頼るべきだったんだろう。

過去をたどっていけば、当然思い出した記憶の断片が集まってハッキリと像を結ぶわけで、それがラストに訪れる逃れようのない現実(実写)につながっている。「ワルツどこ行ってもうてんねん」ってぐらい、ただ唖然。
abekoh

abekohの感想・評価

3.8
独特のタッチのアニメーションで描く、レバノン内戦のドキュメント。単純な絵作りじゃない分、感情がグッと引き込まれるものがあった。すごい。
otom

otomの感想・評価

3.8
監督アリ•フォルマンが体験したレバノン戦争を題材としたヌルヌル動くアニメーションドキュメンタリー映画。切り取られたトラウマレベルの虐殺の記憶を辿る告解的な内容に賛否はありそうだが、歴史的事実なだけにズーンときた。不謹慎だが戦場とショパンの汚ないものと綺麗なものが組み合せの混沌具合にうっとりしてしまう。良作。
それはワルツを踊るように。
リアル(実写)では伝えられないリアル(現実)
ラスト、映画に目をひん剥かれたのは初めての経験だった。
生々しく戦争の悲惨さが描かれている。人が戦場でどのように狂って行くのか、とても怖いテーマ。
この体験を思い出して映画にした監督は凄いと思う。
本当にラストシーンは精神的にこたえる。全ての人が見るべきだとは思うけど、見れなくてもしょうがない内容。
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