Yuri

戦場でワルツをのYuriのネタバレレビュー・内容・結末

戦場でワルツを(2008年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

レバノンの難民キャンプで、パレスチナ人難民に対して起きた、虐殺がテーマ。
主人公は監督自身で、当時志願して従軍したイスラエル人。つまり、加害者側。
自分が虐殺に加担したショックで、戦争に関する全ての記憶がない。
40代になり、やっと過去と向き合おうとする。

ラスト、急に実写になり、現実のニュース映像に切り替わります。
それまでのアニメーションは、戦闘シーンも明るいBGM付きで3分クッキングみたいに編集されてたのだけども。

短いしテンポ良いしで観やすかったです。
ラストの目を背け続けた監督自身に罪を意識させるっていう構図は我々の現実と二重写しになっていると思います、
日本はイスラエルのみならず、虐殺を行う色んな国の政権に資金援助してるわけですから…
知らないまま、虐殺に加担した監督に罪があるというなら、我々も同じなのかなと。
Yuri

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