序盤の張り紙や掛け軸、落書きにツッコミどころをふんだんに用意していてこれはかなり期待値が上がったが、これは単に「面白要素入れとけばいいでしょ」と言わんばかりの作為感アリアリで全体には生きない。
結局どのようなターゲットに何を思わせたい作品かがよくわからない。目先の変顔や一発ギャグで笑うような人は楽しめるかもね。
「親から子への伝え下手な愛情」のようなメッセージがぼんやりとあったように思うけど、後半はありがちベタすぎな家族のいい話風にまとまってて締まりが悪い。結局債務はどうなったの?
父母がお骨だけになって腱もないのに形を保ったまま流れていけるものなの? 2000万円もそこにあったの? 10年も雨風を受けて?